RENOVATION / NEW HOUSE / STORE DESIGN
パティスリー アンカド
東京都町田市 2019 /Jun/ 20 updated町田駅からお散歩しながら住宅街の方へ歩いていくと、通りの角にある濃いグレーの一軒家から甘い香りが流れてきます。『パティスリー アンカド』は、フランス語で贈り物という意味のカドと街角のカド、二つの意味を持つパティスリー&カフェです。
パティシエであるご主人・山根悠樹さんと雑貨店を営んでいた奥さま・紀子さん、ふたりで一緒に2年間の準備をして、今年2月にステキなお店をオープンしました。1階はお菓子づくりのキッチンを充実させるため販売スペースはちょっぴり小さめ。けれど大きな窓と白いカーテンが開放的な印象で、キッチンとの間仕切りにも窓をつけて、お客さんがケースに並んだお菓子の向こう側に、お菓子づくりの現場の雰囲気を垣間見られるようなデザインです。
陽光がたっぷり入る2階のカフェスペースは、白い壁と天井、淡いグレーのフロア、柔らかいモノトーンをベースにアンティークの家具をあしらった、フレンドリーで心地いい空間。艶やかなケーキはアンカド・オリジナルのグレーのお皿に乗って運ばれてきます。その繊細で上質な味わいに合わせていただけるのは、芦屋Uf-fuの軽やかな紅茶。
インテリアや雑貨、アンティークに造詣の深い紀子さんが、時間をかけて空間を育てる楽しみを持っていただけるようにと、カフェは白を基調にシンプルな空間に。その空間には、これまでふたりが買い集めてきたというアンティークライトがとてもいいアクセント。「今後もアンティークのライトや小物を少しずつ買い足していこうと思っています。ゆっくりとカフェの空間をつくっていきたいですね」と話す紀子さん。1年後、数年後に、どんな風に変わっていくのかとても楽しみなパティスリー&カフェの誕生です。
パティスリー アンカド
東京都町田市原町田3-6-12
https://uncadeau.info