RENOVATION / NEW HOUSE / STORE DESIGN
LE PONT
兵庫県神戸市 2021 /Jul/ 19 updated「お菓子が人と人との架け橋になれば」と話すのは、フランス語で“橋“「LE PONT」という名のビスキュイトリーを始めた橋間さん。以前から焼き菓子のオンライン販売をしていて、いつかは自分の工房がほしいと思っていたところ、この物件に出会い、工房&焼き菓子店を開くことを決めました。
橋間さんが『DEN PLUS EGG』を知ったきっかけは、知人のワークショップの会場や、よく訪れていた神戸の『Cafe licht(カフェ・リヒト)』の店舗デザインを手がけたのが『DEN PLUS EGG』だったから。いつしか工房を開くときには店舗デザインを『DEN PLUS EGG』依頼したいと考えるようになり、昨年の秋の終わりにその願いが叶いました。
担当者に現場を見てもらったところ一人で作業をするには広すぎるスペースだったため、仕切り壁を設けてお菓子の販売スペースをつくり、ショップとしてオープンすることになりました。
初めての打ち合わせで、それまで思い描いていたいくつかのイメージと併せて「ルーバー扉」をリクエストし、その後最初に上がってきたプランをすっかり気に入ったと言います。お店の顔でもある入り口のドア、提案された色はどれも淡いグレーベースで好みの色ばかりだったので、しばらく悩んで柔らかなピンクグレーに決めた橋間さん、プッシュプレートとドアノブは娘さんと一緒に選びました。真鍮の六角形のアンティークのプッシュプレート「娘は迷わずこれがいいって言ったんです。大切にしようと思います」と話してくれました。
ドアには手書きで「LE PONT」のロゴが書き入れられ、看板はグレーで仕上げ、壁は白く塗って木製の棚を取り付け、好きなテイストで統一されたシンプルな内装に仕上がりました。「先々はアンティークの家具なども置けるといいなと思っています」と話してくれました。
店先には、定番のクッキーやパウンドケーキなどが並んでいます。ご近所のご夫婦が焼き菓子を求めてやってきました。街の小さなお菓子工房は、すでにお客さまとの架け橋となってゆっくりと歩み始めています。
LE PONT
神戸市東灘区向洋町中5-15 リバーモールウエスト2F
※不定期営業です。オープンデイはLE PONTのホームページ / インスタグラムを確認してください。