デン・プラスエッグのもう一つのかたち
「アトリエ デン・プラスエッグ」誕生。
Atelier DEN PLUS EGG (アトリエ デン・プラスエッグ)は、デン・プラスエッグのもう一つのかたちです。デン・プラスエッグで培った知識とつながりを素に、独創的なアイデアとひらめきを加えて、ほかにない空間づくりをする実験工房のような存在です。
8年前、初めてロンドンへ買い付けの旅に出かけました。そこで出会ったアンティークはどれも年月を経て輝きを増しているものばかり。訪れた街並みや家、ホテルやレストランもすべて、時を経なければ出せない良さを持っていました。人に踏まれて艶が出た床やなんどもペンキを上塗りされていい風合いになったドア、いぶし銀のような味わいを増した金具や取っ手など、良質のものを使い込み、どこかが壊れたら修理をしてさらに愛用し続ける“ものを大切にするマインド”を学びました。それはスクラップアンドビルドが一般的な日本の住宅の考え方とずいぶん違うものだったのです。
以来、買い付けの旅を繰り返しながら、「時を経て良さを増すエイジングする家をつくるためには、どのような素材を選び、どのようなデザインをして、どのように施工すればいいか」を、試行錯誤を繰り返しながら、さまざまな住宅や店舗を設計&施工してきました。
今回、さらに実験的なラボラトリーとしての役割を果たす新たなチームをAtelier DEN PLUS EGGと名づけ、さらなる可能性を見つけていこうと考えています。
ここでは、これまでの空間づくりに加えてサステナブルな視点をより重視したいと思います。その一つがアップサイクリング。アンティーク家具を家具として使用することがリサイクルとすれば、壊れている古い家具や使われなくなった階段の手すりやドアや窓を一点ものの建材として新しい空間に活用することはアップサイクルだと思います。
ヨーロッパの蚤の市を歩いて回りながら、ストールの主人と片言の英語でコミュニケーションをして手で触れて感じて持ち帰った、古い家具やパーツに新しい息吹を吹き込む。数十年、百年余という時を経てなおしっかりとしている家具や雑貨は、新たに100年の時を経てもさらにいい味を出し続けるでしょう。
またもう一つの大きなテーマは、新しく作るものもすべて“未来のアンティークになる”という視点を持つこと。一代限りではない、次世代に受け継がれる家づくりを基本に、古き良きものから学んだ素材選びと確かな職人仕事に、自由な発想によるオリジナリティを加えてデザインをしていきたいと考えています。
WORKS by ATELIER DEN PLUS EGG
Harmony between functionality and design.
OKASHIYA Karhu
Tokyo Suginami-ku
A SALON WITH ANTIQUES AND HAND CRAFTS.
RUMIKA
Tokyo Nakameguro
A BISTRO LIKE IN THE FRENCH DISTRICT IN SHANG-HAI.
KONKA
Tokyo Sendagaya
INTO THE HAMMERSHØI PAINTINGS.
Daja
Shimane Matsue
A NEW HOUSE WITH ANTIQIES.
TOKNAGA-TEI
Tokyo Kunitachi
COFFEE ON A UPCYCLED COUNTER
AKHAAMA COFFEE ROASTERS
Tokyou Kagurazaka
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ATELIER DEN PLUS EGG
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-22-6 2F